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白数 明義
治療方針

一般的には、骨格性不正咬合は静的な観察から上下顎の水平的不調和と考えることが通常である。

しかし、骨格性不正咬合は脳頭蓋と顔面頭蓋との動的バランスより考えるべきであり、脳頭蓋底との関係を視野に入れた垂直的高径の問題として捉える必要がある。

不正咬合は、垂直的観点からHigh AngleとLow Angleの2つのタイプに分類される。各タイプの本質的な違いは、咬合の垂直的要素による下顎の適応にある。下顎の前後的適応はこの垂直的要素により引き起こされる臼歯部咬合平面の傾斜によって決定されるため、不正咬合がどのように発現しているのか、さらにこのような不正咬合の垂直的問題と骨格的なずれに対していかに生体が代償しているかということを知ることが、骨格性不正咬合を診断する上で重要な点になる。

したがって、歯科矯正治療により骨格性不正咬合の咬合再構成を行う上で最も大切なことは、垂直的高径のコントロールであり咬合平面の再構成である。

白数デンタルオフィス 院長 白数 明義